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▶ むっつめ

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黒が広がっている。
それは黒であって、銀のための器であった。

ユニコーンの嘶き。
さらさらと流れる塩の海。
足跡。

白い女があなたをみた。
きらきらと、うつくしい破片がこぼれる。
彼女は夜に座す宮殿の女主人。
あの鳴き声は、何だったか…。

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馬は海を渡れない。
女が左目を閉じた。

 

『汝に問おう。静寂は必要か』

▶  必要 

▶  不要 

▶ 不要

そうあれと願えば、そう在る。
ここに当然はなく、またあなたもそうではなかった。
空席が一つ。
無人の宮殿にはもう誰もいなかった。

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▶ 必要

そうあれと願えば、そう在る。

 

『当然だ』

言葉を零した白い女がブクブクと膨れ上がる。
皮が剥がれて、体が裂けて、銀が流れ出る。

 

  さらさらと、

          きらきらと。


アマルガムの奔流が終わった頃。
あなたは王妃との謁見を果たす。

白の王妃の目撃による正気度喪失(1/1D10)

さらに<真理>技能に+1D10%(初期値0%)

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世界が揺れる。
塩の津波が襲い来る。
彼女が少女だった日と共に。
さあ、振り返らずに逃げなさい。

振り返らずに?

一体ぜんたい、どっちが前だというのか。

あ。

体が崩れ、

暗転。

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